自由が丘のダイナー、移転バリアフリー化-「共存」できる店づくり目指す

アメリカンダイナーそのままの雰囲気を味わえる「News Cafe」店内。今後は作品展やワークショップ、ミニライブなどの企画も予定

アメリカンダイナーそのままの雰囲気を味わえる「News Cafe」店内。今後は作品展やワークショップ、ミニライブなどの企画も予定

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 自由が丘北口エリアにあるアメリカンダイナー「News Cafe(ニューズカフェ)」(目黒区自由が丘2、TEL 03-3725-6450)は2月7日、すずかけ通り沿いのビルへ移転し、バリアフリー店舗としてリニューアルオープンした。

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 同店は、オーナーの伊原佳代子さんが「多くのNewsを交換できる場所」として1995年にオープン。井原さんがアメリカ在住時に親しんだサンドイッチやホットドッグなど本格的なアメリカンスタイルの食堂メニューをメーンに、ベジタリアン向けのメニューもそろえることから、口コミやネットで知った外国人利用客も数多く訪れている。

 今回のニューアルでは、「すべてのことに対してバリアフリーでありたい」という伊原さんの思いから、旧店舗では行えなかった店内のバリアフリー化を実現。ビル4階にある店舗へはエレベーターで上がり、簡易式スロープで入店。店内は、カウンター席5席とテーブル席12席の計17席で、店内奥にバリアフリー基準に基づいたトイレを設置した。

 店づくりに当たっては、MSNのコミュニティーを通じて車いす使用者の協力を仰ぎ、実際に店を利用してもらって意見をもらったという。「店をオープンしたきっかけは、アメリカの人々が公共エリアや店舗などで障害者を特別視せずに自然と振る舞う姿に触れ、日本でもこうした『共存』できる環境を自ら作っていきたいと考えたから。すべての人に違和感のない店でありたい」(伊原さん)。

 そのほか同店では、知的障害者の若者たちが製造販売を手掛ける「のぞみ園」(世田谷区)の手作りクッキー(400円~)の取り扱いも開始。「無理のない社会貢献活動として広めていければ」(同)とも。

 主なフードメニューは、各種サンドイッチ(950円~)、ホットドッグ(750円~)、パンケーキ(750円~)など。ベジタリアン向けには「トーフドッグ」(750円)や「アボガドドッグ」(950円)、ビーガン(完全菜食主義)にはひよこ豆をペーストにした「フムス」なども用意している。ドリンクは、ノンカフェインコーヒー(480円~)、アメリカンビール(700円~)などのアルコールも。

 営業時間は、月~土曜=12時~22時、日曜・祝日=12時~19時。水曜定休。補助犬の同伴入店可。

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