大阪のアパレル&アートショップ、碑文谷「ライズ・ギャラリー」で個展

「DAY STARTER exhibition」より、「Yukako Kasai」(笠井由雅子さん)の切り絵作品

「DAY STARTER exhibition」より、「Yukako Kasai」(笠井由雅子さん)の切り絵作品

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 柿の木坂交差点近くにあるギャラリー「RISE GALLERY(ライズ・ギャラリー)」(目黒区碑文谷4、EL 03-5778-4631)で現在、オリジナルアパレルとイラスト作品を扱う大阪のショップ「DAY STARTER(デイ・スターター)」の個展「DAY STARTER exhibition」が開かれている。

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 「デイ・スターター」では、植田浩嗣さんと笠井由雅子さんによるオリジナルファッションブランド「Motel Clothing(モーテル・クロージング)」のアイテムや、イラストレーターとしても活躍する笠井さんのソロワーク「Yukako Kasai」の作品を販売する。1950年~1960年代のジャズやジャマイカンオールディーズなどの「音楽」の要素と、同時代の「古着」ならではのデザインや素材感などをミックスした温かみのある独特の世界観が特徴。

 特にアートワークを担当する笠井さんは、ミュージシャン・EGO-WRAPPINや東京スカパラダイスオーケストラなどのCDジャケット、NHK「みんなのうた」表紙イラストほか音楽関連のアートワークを多数手がけていることから、ウエブショップを通じて関東のファンも多いという。

 東京では3年ぶりの開催となる同展は、「大阪のショップの雰囲気をそのまま持ち込んだ」(植田さん)といい、切り絵と版画作品、ウエア類をメーンに小物雑貨まで並ぶ。

 「Yukako Kasai」からは、笠井さんがジャズやラテン音楽、古いレコードジャケットなどから影響を受けて制作したという切り絵と版画作品約30点を展示。どこか懐かしく温かみのある色合いと音楽の躍動感を感じさせ、版画は手刷りならではの「版擦れ」によるかすれが加わって味わい深い作品をそろえる。

 切り絵・版画作品は一部を除いて販売する。価格は、A5サイズ大の版画作品=3,500円~9,000円、大判サイズの切り絵=90,000円~。「絵はやはり敷居の高いイメージがあるので、あえて手ごろな値段の作品もそろえた。気軽に家に飾ってもらえれば」(笠井さん)。

 「モーテル・クロージング」は、昔のラテンレーベルのロゴをあしらったTシャツ(4,515円~6,090円)、50年代のハワイアンシャツに見られる着物の染め技法「手捺染(てなぞめ)」を用いたオリジナルシャツ(12,390円~20,790円)などをラインアップする。「わたしたちは服を一つの『作品』としてとらえている。絵を見てもらう感覚で、絵を着てもらえたら。こうした個展もひとつの入口として、わたしたちの好きなものを伝えていきたい」(植田さん)。

 営業時間は11時~19時(最終日は17時まで)。8月2日まで。

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