自然の土の温かみを生かした陶芸作家展-自由が丘「古桑庵」で

陶芸家・寺田昭洋さんの作品展「この頃、こんな器を作っています。」から、柔らかな色合いの黒釉薬、白陶の急須

陶芸家・寺田昭洋さんの作品展「この頃、こんな器を作っています。」から、柔らかな色合いの黒釉薬、白陶の急須

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 自由が丘北口エリアにある茶房ギャラリー「古桑庵(こそうあん)」(目黒区自由が丘1、TEL 03-3718-4203)で現在、陶芸家・寺田昭洋さんの作品展「この頃、こんな器を作っています。」が開かれている。

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 東京都出身で現在は愛知県常滑市在住の寺田さんは、2002年に常滑市にある共栄窯セラミックアートスクール特別研修生コースを修了後、現地で独立。2003年に「東海伝統工芸展」入選、2004年からは各地で個展やグループ展など活動を続けている。

 同ギャラリーでの作品展は2回目となる今回は、黒釉、粉引、白陶の各シリーズで人気の高いプレートやボウルなどの定番作品を含む約20種類100点余りを展示販売する。

 寺田さんの作品は、すべて一点ものの手作りで、土の温かさを感じさせるシンプルな色使いと、しっくりと手になじむフォルムが特徴。「顔料や金属など複雑なものはできるだけ使わず、自然の素材で色を作り出している。ご自宅に持ち帰って料理を盛ったり、飲み物を注いだりしたときに100%となる食器を作っていきたい」(寺田さん)。

 作品ラインアップは、丸みを帯びたかわいらしい形のマグカップ(1,500円~)やカップ&ソーサー(3,000円)、ボウル(2,000~5,000円)、小皿類(1,500円)、中皿類(約21センチ=3,500円、約24センチ=5,000円)、急須(6,000円~)など。

 「前回はコロンとした形のカップや急須が中心で品数も少なかったが、今回は新たにシャープな雰囲気の皿やボウル作品も加わった。まずは気軽に手にとって作品を見ていただけたら」。

 営業時間は11時~18時30分(最終日は17時まで)。10月18日まで。

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