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陶芸と彫刻の技法で「人」を捉えた作品展-等々力のギャラリーで

藤原彩人
「立像-街を着る女-」(2011)
施釉陶 H114×W35×D23cm

藤原彩人 「立像-街を着る女-」(2011) 施釉陶 H114×W35×D23cm

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 等々力の住宅街にあるギャラリー「gallery21yo-j」(世田谷区等々力6、TEL 03-3703-7498)で現在、「藤原彩人展-陶による彫刻」が開かれている。

人物立像作品5体が並ぶ同ギャラリーの様子

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1975(昭和50)年栃木県益子生まれの藤原さんは、2003年東京芸術大学大学院美術研究科彫刻専攻を修了後、2007年より文化庁新進芸術家海外研修制度でロンドンに滞在。帰国後は「未来を担う美術家たちDOMANI・明日展2009」ほか国内外の個展・グループ展に参加し、今期待を集める若手アーティストの一人。

藤原さんが手掛ける作品は、出身地で親しんできた「陶芸」と「彫刻」の技法を合わせた独特の質感が特徴。そのスタイルに注目し、海外アートフェスなどで作品を紹介してきた同ギャラリーアートディレクターの黒田悠子さんは「具象彫刻でありながら、その世界を飛び越えて異世界に入り込んだ作品。作品から受ける不思議さと、少しの怖さが魅力」と話す。

 同展では、スタイリッシュな今どきの若者たちを思わせる高さ110センチ前後の人物立像5点をメーンに、小さな胸像「ドローイングスカルプチャー」、レリーフ作品などの小品を展示販売する。

 「藤原彩人は、移ろいゆく時間の中で『心ここにあらず』な表情と、『ここに生きている』という存在感を表現することで、人の生きる姿という景色を表出しようとしている」と黒田さん。生きているという存在感を表現するために、「成人を子どもの大きさで表現したり、素材も陶を使うことで生身の人体とは別の感じを見る人に感じさせたりと、数々の工夫が凝らされることでよりいっそうリアリティーが出ている」とも。

 開廊時間は13時~18時。月曜~水曜休廊。

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