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自由が丘駅が改名88周年 記念セレモニーにタモリさん

(左から)鷹野健治自由が丘駅長、タモリさん、青木英二目黒区長、岡田一弥目黒区商店街連合会会長

(左から)鷹野健治自由が丘駅長、タモリさん、青木英二目黒区長、岡田一弥目黒区商店街連合会会長

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 自由が丘商店街振興組合が10月8日、自由が丘駅前特設ステージで東急東横線・大井町線自由が丘駅88周年記念セレモニーを開催した。

自由が丘駅88周年インスタパネルを持つタモリさん

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 同駅は1927(昭和2)年、東京横浜電鉄東横線「九品仏駅」として開設。1929(昭和4)年、目黒蒲田電鉄二子玉川線(現・大井町線)の開業で九品仏浄真寺(世田谷区)前に新駅が開設されることになったため、同年10月22日に「自由ヶ丘駅」(旧表記)と改名した歴史がある。

 自由が丘駅として今年で88周年を迎え、人間でいえば「米寿」の祝いにあたることから、自由が丘最大のイベント「第45回自由が丘女神まつり」(10月8日・9日)の開会式に続いて同セレモニーが企画された。

 駅前特設ステージには、昨年6月に「めぐろ観光まちづくり協会」名誉会長に就任したタレントのタモリさんが登壇し、青木英二目黒区長、鷹野健治自由が丘駅長らとトークを行った。

 目黒区在住のタモリさんは、まず自由が丘の街の印象について「結構来ていて大好きな街。街が若者ゾーン、女性ゾーン、おやじゾーンと分かれているので、夜になると個人的に『ブラタモリ』をやっています」と話し会場の笑いを誘った。

 駅前に設置された大型モニターに自由が丘駅の歴史を伝える映像が流れると、「学生時代に博多から上京したのが1964(昭和39)年。そのころ見た風景に近い」と懐かしんだ。タモリさんと自由が丘周辺の歴史は古く、「まず都立大学(駅)に住んでいた友だちの家に転がり込んで、そこから下宿を探して学芸大学(駅)に住んだ。家を建てる時にいろいろ探したが、やはり最初に来た街を選ぶことになった」と振り返った。

 自由が丘駅とその周辺について聞かれると、「自由が丘という割には谷底に駅があって、地形的にも面白いところ。河川争奪地が行われたところもあるので、街を歩いていると興味が尽きない」とした。

 よく自由が丘を散歩するというタモリさんは「自由が丘の街はこのままでいい。ぜひとも駅前の再開発そのほかはやらないでいただきたい。こじんまりとしていて、しかもいろいろな店がある、これが自由が丘の好きなところ。これ以上、人も来なくていいんじゃないでしょうか?」と話すと、青木区長が「いやいや、多くの方に来ていただきたい」とたじたじとなる場面も。

 鷹野駅長から「自由が丘駅名誉駅長」の名札がタモリさんに贈られ、「鉄道ファンとしてはうれしい限り」と笑顔を見せた。最後に「それでは来年も来てくれるかな?」と問いかけると、来場者が「いいとも!」と声をそろえて応えた。

 同駅88周年記念プログラムは12月上旬にも開催を予定している。

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