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自由が丘の日本製雑貨セレクト店で「柴田慶信商店の曲げわっぱ展」 弁当箱15形

バッグにも収納しやすい細長い形が特徴、柴田慶信商店の白木弁当箱「長手弁当箱」

バッグにも収納しやすい細長い形が特徴、柴田慶信商店の白木弁当箱「長手弁当箱」

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 伝統工芸品「大館曲げわっぱ」を展示販売する「柴田慶信商店の曲げわっぱ展」が現在、日本製雑貨とアパレルのセレクトショップ「katakana 自由が丘店」(世田谷区奥沢5、TEL 03-5731-0919)で開かれている。

「柴田慶信商店の曲げわっぱ展」で販売する商品ラインアップ

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 秋田杉の薄板を曲げて作る円筒形の容器「大館曲げわっぱ」で知られる秋田県大館市。柴田慶信(よしのぶ)商店は1964(昭和39)年、大館市で創業。同社が手掛ける「おひつ」や「白木弁当箱」は無塗装のスギで作られているのが特徴で、ご飯の水分を程良く吸うことから「ご飯が冷めてもおいしい」と好評を集めている。

 「曲げわっぱとの出合いが日本という国にあらためて興味を持ち、そして私たちの店『katakana』が生まれるきっかけにもなった」と話す同店店主の河野純一さん。食べることが大好きな河野さんの妻が病気治療中の副作用で味覚障がいに悩んでいた時、「買ってきてほしい」とリクエストされたのが曲げわっぱの弁当箱だったという。

 「当時、曲げわっぱという言葉も知らず、さらに弁当箱が1万円もするのかと驚いた」と言う河野さんだったが、プレゼントした弁当箱に詰めたご飯をおいしく完食したと話す妻の姿を見て、「信じられない気持ちで弁当箱を借りてみたら本当においしかった」と振り返る。

 同展では、曲げわっぱを長年愛用する河野さんがセレクトした約15型の白木弁当箱を販売。初心者にお薦めという「小判型弁当」(400ミリリットル~=8,000円~)、ビジネスバッグなどに収納しやすい細長い形が特徴の「長手弁当箱」(同=1万円~)、2代目の柴田昌正さんが娘のつくしさんのために製作したという入れ子構造の「つくし弁当箱」(1万2,000円)などをそろえる。

 「『手入れが難しいのでは?』とよく質問されるが、たわしで汚れをよく落とし、丸1日乾かしておくという基本を守れば問題ない」と言い、購入者には河野さんが作ったオリジナル小冊子「曲げわっぱ 完全お手入れマニュアル」を進呈する。同社が曲げわっぱ専用に別注した、棕櫚(しゅろ)たわしの老舗「紀州和歌山 高田耕造商店」による「しゅろのハイブリッドたわし」(1,500円)も用意する(価格は全て税別)。

 「仕事や勉強の合間に食べるお弁当の時間が、職人が丁寧に作り上げた曲げわっぱの弁当箱を使うことでワクワクする豊かなものになれば」と河野さん。

 営業時間は11時~20時(最終日は19時まで)。9月14日まで。

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