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自由が丘に北欧テキスタイルブランド「カウニステ」 北欧の日常や文化も発信

自由が丘北口・サンセットアレイ通りに今年10月オープンした「KAUNISTE TOKYO 自由が丘店」外観

自由が丘北口・サンセットアレイ通りに今年10月オープンした「KAUNISTE TOKYO 自由が丘店」外観

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 北欧テキスタイルブランド「KAUNISTE FINLAND(カウニステ フィンランド)」の日本初の旗艦店「KAUNISTE TOKYO 自由が丘店」(目黒区自由が丘1、TEL 03-6421-2150)がオープンして3カ月が過ぎた。経営はNordic Index(世田谷区)。

北欧を中心にデザイナーやイラストレーターが手掛けたアートプリントをラインアップする

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 「カウニステ」は2008年、フィンランドのヘルシンキで創業。ブランドの共同代表で、同社の原田浩行社長は大学卒業後ヘルシンキへ移住し、北欧のビンテージ食器や家具のバイヤーを経てテキスタイルプリントを学んだ後、北欧のデザイナー、布地製作に関して豊富な知識を持つ職人と協力して同ブランドを立ち上げた。

 今年創業10周年を機にフィンランド国外では初出店となる同店では、ファブリックをはじめクッションカバー、トートバッグなどのテキスタイル製品に加え、本国からセレクトしたインテリアやデザインアイテムなども販売する。

 場所は自由が丘北口・サンセットアレイ通り沿いのビル路面で、旧「sot 自由が丘店」跡。店内は、本店・ヘルシンキ大聖堂店と同様、白を基調とした明るい雰囲気に仕上げた。

 取り扱うファブリックは、「新鮮で現代的なデザインのアイデア」と「伝統的なスクリーンプリントの技法」を組み合わせたもので、原色は使わずに温かみのある優しい色使いが特徴。主に使用する生地は麻55%と綿45%で製織した綿麻生地で、「ヨーロッパの昔ながらの工場」で作られているという。

 アートプリントは、フィンランドのイラストレーター、マッティ・ピックヤムサさんが「鳥が巣で休んでいる」シーンを描いた「Sunnuntai」(=フィンランド語で「日曜日」の意味)、テキスタイルデザインやイラストなどを手掛けるハンナ・コノラさんが「砂糖の缶」を可愛らしく描いた「Sokeri」(=砂糖)の人気シリーズのほか、デザイナーのマリカ・マイヤラさんがヘルシンキの街並みを描いた10周年記念デザイン「Helsinki」、イギリスのイラストレーターで陶芸家ローラ・カーリンさんデザインの新作「Woodlands」などをラインアップする。

 これらのデザインはファブリックとして量り売り(常時約15柄、1メートル=4,800円)するほか、「クッションカバー」(3,200円)、「ジッパーポーチ」(1,500円~)、「キッチンタオル」(2,200円)、「エプロン」(4,800円)、「トートバッグ」(3,200円)などの製品として販売する。

 合わせて、これまで日本国内では取り扱いのなかったフィンランド産シラカバを使ったピアス(3,600円)などのアクセサリーや手編みのボックス(1,800円)、レターセット(200円~)などの紙製品も販売するほか、本国スタッフが「北欧の森」をイメージして作ったレシピを元に調合した「リネンスプレー」(3種、1,800円)などのセレクトアイテム、画家・絵本作家のミロコマチコさんとコラボレーションしたブランケットやポンチョ(各1万6,000円、以上税別)など季節限定アイテムも展開する。

 同ブランド名は、フィンランド語で「美しい」を意味する「カウニス(Kaunis)」に由来する。同店スタッフは「素材やデザインに自然を取り入れるのは『日々の生活を彩ってもらいたい』というカウニスのブランドメッセージ。ブランドが生まれた北欧を実感できる機会は日常少ないと思うので、イベントやワークショップを定期的に企画することで、店舗が北欧の日常や文化なども伝えていく場所になれば」と話す。

 営業時間は12時~19時、土曜・日曜は18時まで。水曜定休。

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