東京五輪・パラリンピック組織委員会は3月2日、新型コロナウイルスの影響で延期されていた東京オリンピック聖火リレーのタイムスケジュールやセレモニー会場などを含む詳細ルートを発表し、東京都内のスタート地点となる駒沢オリンピック公園内の出発地が変更された。
聖火リレーは3月25日、東日本大震災による原発事故の廃炉作業の拠点となった福島県のサッカー施設「Jヴィレッジ」を午前9時40分に出発し、47都道府県・859市区町村を、121日間かけて巡る。
日本全土を回った聖火は7月9日、都内に入り、1964(昭和39)年東京五輪の第2会場だった「駒沢オリンピック公園」(世田谷区・目黒区)内にある陸上競技場からスタート。当初の発表では出発地を「中央広場」に設定していたが、新型コロナウイルス感染防止対策を徹底するため、同広場に隣接し入場制限が可能な「陸上競技場」に変更した。同日9時15分、同所からの出発を予定している。
都内は開会式当日までの15日間にわたって全62市区町村で聖火リレーを行う。目黒区は14日目(同22日)の1区間目で、目黒区総合庁舎(目黒区上目黒1)を9時5分に出発し、めぐろ区民キャンパス(同八雲1)に9時55分到着を予定している。ルートは、出発地から駒沢通り沿いに進み、柿の木坂交差点で左折、めぐろ区民キャンパスでフィニッシュを迎える全長約3.7キロ。この後、渋谷区~港区とつなぎ、聖火リレーは開会式がある翌23日に東京都庁・都民広場でゴールを迎える。