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自由が丘で現代美術家VIKIさん個展 レシートに使われる「感熱紙」でコロナ禍に問う

VIKI《make out #01》(2021)木製パネルにレシート、ろう、ダンマル樹脂

VIKI《make out #01》(2021)木製パネルにレシート、ろう、ダンマル樹脂

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 現代美術家VIKI(ヴィキ)さんの個展「この人、さがしてます。」が3月17日、ギャラリー自由が丘(世田谷区奥沢5、TEL 03-6715-6551)で始まる。

 VIKIさんは現在、東京芸大先端芸術表現科に在籍。活動ジャンルは壁画、油画、グラフィックデザインなど多岐にわたるが、中でも全国から集めたレシート(感熱紙)を使い、アイロンの熱を使ってドローイングするライブアートパフォーマンスで「感熱アーティスト」として近年注目を集めている。

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 VIKIさんが自身の作品のテーマに据えるのが、日常的で記憶に残らないような時間や消費行動を意味するという「時間のささくれ」。「情報社会に生きる自身と他者との関わりや『個』としてのあり方など、時間にまつわる言語を考察しながら作品を制作している」という。

 昨年に続き、同ギャラリーで2回目となる個展では、2つのポートレート作品をメインにテーマ「接触する」をモチーフにした構成で、平面作品やインスタレーション作品など約15点を発表する。

 今回のテーマについて、VIKIさんは「新型コロナウイルスによって他者との物理的距離が今までの価値観と違うものになってきており、この時代に生きる私たちにとって『接触する』とはどういう意味を成すのか、というテーマから『キスをしたい』という感情をコンセプトにした」と言い、「個々の接触が限られた今、他者のレシートを素材とし作品とすることが『キスをする』行為であると考えている。個のあり方や他者とのつながりを鑑賞者の皆さんに問いかけたい」とも。

 開催時間は13時~19時(最終日は17時まで)。初日、同20日、21日、最終日はVIKIさんが在廊予定。今月23日まで。期間中は新型コロナウイルス感染症拡大防止による入場制限などの対策も行う。

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