東急大井町線九品仏駅前にグルテンフリー専門ベーカリー「Comme’N GLUTEN FREE(コム・ン グルテンフリー)」(世田谷区奥沢7)が5月5日、オープンした。運営はオーリ(世田谷区)。
【画像】サンドイッチとホットドッグは目の前で作りたてを提供。写真は「グルテンフリー たまごサンド(厚焼きたまご)」
国際製パンコンクール「モンディアル・デュ・パン」(2019年)で日本人初の総合優勝を果たしたパン職人・大沢秀一さんのベーカリー「Comme'N TOKYO」の姉妹店。等々力通りを挟む同店の向かいにオープンした。
食材からソースまでの全てを小麦を使わないグルテンフリーで作るサンドイッチ、パン、焼き菓子などをそろえる。開店に当たり、大沢さんらは素材や製法を見直しながらも、小麦を使ったパンのような食感にこだわったという。同店で大沢さんに次ぐ二番手のシェフを務める佐藤優奈さんは、パン職人の修行中に小麦アレルギーを発症し、一度はパン作りを諦め退職したが、大澤さんらのサポートを得てグルテンフリー専門ベーカリーの立ち上げメンバーとして復職した。
主力となるパンのメニューは、1万通り以上の組み合わせが選べるというカスタムサンドイッチ2種類とホットドッグ。選べるパン生地は、サンドイッチでは「パン・ド・ミ プレーン」「六穀ブレッド」「黒米パン」「玄米パン」の4種類を、ホットドッグでは「玄米粉のトルティーヤ」「豆乳コッペ」の2種類を、それぞれ用意する。
「グルテンフリー たまごサンド」(702円)は、メインとなる具材を「那須御養卵」の卵を使う厚焼き卵、卵サラダ、ゆで卵、スクランブルエッグの4種類から選べ、加えるソース(マヨネーズまたはマスカルポーネ)、味付け(トマトケチャップほか4種類)も共に手作りで、小麦を一切使っていない。
「グルテンフリー サンドイッチ」(1,296円)の具材は、ポテトサラダやサーモンなどメイン8種類と、キャロットラペやアボカドなど野菜8種類から各2品まで選べる。「グルテンフリー ホットドッグ」(918円)の具材は、グルテンフリーのソーセージにレタスなどの野菜、エビやツナサラダなどメイン12種類、自家製マヨネーズやタルタルソースなど7種類の調味料を用意する。
このほか、「粒あんぱん」(232円)、「メロンパン」(270円)、「クリームパン」(324円)、「桜と日本酒のパンドミ」(432円)、「ブリオッシュ・フリュイ」(302円)なども提供する。
焼き菓子は、佐藤さんの得意とするメニューで米粉とでんぷんを使って食感にこだわった「バナナケーキ」(842円)、ピーカンナッツクッキー「ブールドネージュ」(702円)などを日替わりで提供する。
佐藤さんは「小麦アレルギーの人は普通の店では食べられる物がどうしても限られてしまうが、当店では好きなものを選んでもらえたら」とほほ笑む。
営業時間は7時~18時。火曜・水曜定休。