若手陶芸家が自由が丘で個展-使いやすさとかわいらしい作風で人気に

作品展「石岡信之展」から、リサイクル土による一輪挿し

作品展「石岡信之展」から、リサイクル土による一輪挿し

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 自由が丘南口エリアにあるギャラリースペース「Sakura Borough(サクラボロー)」(世田谷区奥沢2)で9月6日・7日、陶器の作品展「石岡信之展」が開催される。

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 同展は、和食器とアートのECショップ「Luxury Naturally(ラグシュリナチュラリ)」がプロデュースする作家展プロジェクト「Lxy life art gallery (アートギャラリーラクシ)」の第1弾。同ショップオーナーの西尾ともこさんが「同時代に生きる作家による、日常使いができる作品=ライフアート」をコンセプトに、今後が期待される作家を定期的に紹介していくという。

 東京で初の個展となる石岡さんは、1978年山形生まれ。益子焼きで知られる栃木県益子で5年間の修行を積み、2006年に独立。現在も益子を拠点に制作活動を続ける。作品は、普段使いを目的とした使いやすさとかわいらしい作風が特徴で、同ECショップでは「入手までに半年待つほどの人気で、幅広い世代から支持を得ている」(西尾さん)という。

 同展では、マグカップ、わん、各種皿など約50種類の作品を展示販売。中でも、石岡さんが最近意欲的に取り組んでいる「リサイクル土(使い古された食器や不用陶器を粉砕したものを混ぜ込んだ陶土)」を使った一輪挿し(写真)などの新作も発表する。平均価格は1,500円前後。

 自身の作品について、石岡さんは「器が生活を楽しむことのお役に立てば…そんな気持ちで作っている」と話す。身の回りの野菜やお菓子からヒントを得た形や、あえてゆがみのあるフォルムに仕上げ、手に持った時の『ほっこり感』を演出するなど、作品にはさまざまな工夫と独創性が感じられる。「どれも一つひとつ手作りなので、まるで子どものようなもの。皆さんに末長く使ってもらえれば」(石岡さん)。

 開催時間は11時30分~17時(最終日は16時まで)。両日とも石岡さんが在廊する。

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