自由が丘に家族でカフェ開業-鎌倉野菜を使ったスローフードメーンに

アンティークミシンなどこだわりのディスプレーを眺めながらゆったりとカフェタイムを楽しめる「ohanaya」店内

アンティークミシンなどこだわりのディスプレーを眺めながらゆったりとカフェタイムを楽しめる「ohanaya」店内

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 自由が丘北口エリアのヒロ通りに12月4日、カフェ「ohanaya(オハナヤ)」(目黒区自由が丘2、TEL 03-3725-4087)がオープンした。

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 同店は、鎌倉市農協連即売所の通称「鎌倉野菜」や自然農法などを手掛ける契約農家産の野菜を使ったメニューを提供するカフェ&レストラン。

 出店場所は、自由が丘北口の通称「一番街」と呼ばれる一角のビル2階。店舗面積は13坪、座数は18席。店内は白を基調に、ぬくもりを感じさせるテーブルやディスプレーで、同店ホームページのデザインも手掛けた気鋭のイラストレーター・城井友紀さんプロデュースによるもの。

 同店オーナーの折田幸久さんは、小さな時からの夢だった喫茶店経営の実現に向けて16歳で飲食業態での修行をスタート。イタリアン、フレンチ、スペイン、アメリカンダイニング、和食店で経験を積み、14年目にして自分の店を構えた。店名にハワイ語で「家族」を意味する「オハナ」と名付けたのは、同店のスイーツメニューを担当する折田さんの姉、有名ホテルでバーテンダーを務めていた義兄とスタッフ全員が「家族」であることから。

 メニューコンセプトは、「素材の味を生かした、やさしい味わい」。鎌倉「リストランテ ア リッチョーネ」修業時代に鎌倉野菜と出会って野菜に目覚め、独学で学んできた折田さん。季節に合わせた調理法で提供するのは、常時10種類以上の野菜が味わえる「蒸し野菜のアンチョビソース」、ゴルゴンゾーラソースの「たっぷり野菜のチーズグラタン」(共に700円~)など。そのほかオーガニック豚・宮崎ハマユウポークをハワイ産ドライパイナップルで煮込んだ「豚バラ肉の煮込み」(1,700円~)などのメーンディッシュ、パスタ(1,000円~)もそろえる。

 ドリンクは、「お酒なしでもランチやディナーを楽しめるように」(折田さん)とコーヒーメニューを充実させた。イタリア・ボンドルフィ社のローストコーヒーを使った、たっぷりサイズのボールで提供する「カフェ・オレ」(600円)や「エスプレッソ」(350円)など。アルコールは、常時10種類のワイン(グラス750円、ボトル3,500円)などをそろえた。

 デザートは素朴な焼き菓子がメーン。国内産全粒粉とピーナッツバターを使った「クッキー」(3個100円)、「パウンドケーキ」(500円)などを提供する。

 「ゆったりとカフェタイムが楽しめるスロースタイルの店として、そして店に来れば季節がわかるような野菜メニューを展開していければ。ぜひ野菜をいっぱい食べてもらいたい」(同)。近隣に住む20~40代の女性をメーンターゲットに据える。

 営業時間は11時30分~21時。水曜定休。年内営業は今月29日まで。

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