自由が丘に対面製造販売のドッグフード店-200種以上の食材からオーダーメード

旬の野菜など国内産食材を豊富にそろえる「ビストロビッグウッド自由が丘本店」店内

旬の野菜など国内産食材を豊富にそろえる「ビストロビッグウッド自由が丘本店」店内

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 自由が丘北口の学園通り沿いにある自然食ドッグフード店「ビッグウッド自由が丘」は9月1日、業界初の対面製造販売形式「ビストロビッグウッド自由が丘本店」(目黒区自由が丘2、TEL 03-3723-9081)としてリニューアルオープンした。経営はドッグフード製造販売や犬の総合教育施設などを手がけるビッグウッド(東京本社=目黒区)。

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 旧店舗は、自然健康食をコンセプトにした同社ドッグフードのアンテナショップとして1995年に開業。愛犬の病死をきっかけにドッグフードの研究に取り組んだ同社の大木政春社長が、国内産食材を使った無添加ドライタイプの商品を開発。食生活に高い関心を持つ愛犬家から支持を集めてきた。

 今回のリニューアルでは、店頭で利用客から愛犬の状態についてヒアリングを行ない、それぞれのケースに合った食事をその場で作る対面製造販売形式を導入した。「例えばここ数年で増えてきた小型犬は、身体が小さいだけにとても繊細で、体調管理には注意が必要。そこでもっとパーソナルに適応したドッグフードを提供したいと考えた」(同店担当の野沢英樹さん)

 店舗面積は約18坪で、白を基調とした店内奥にオープンキッチンを設置。同社直営工場で急速冷凍や遠赤焙煎(ばいせん)で加工された食材を常時200種類そろえ、店内でウエットタイプのドッグフードを製造、未開封で6カ月間常温保存可能な無菌レトルト包装にして提供する。

 メーンメニューの「オリジナル炊き込みご飯」(100グラム=400円前後~)は、無農薬玄米と長崎県産地鶏もも肉を調合した基本食に国内産の穀類、肉類、魚類、野菜類、ドイツ製ハーブ類、サプリメントなどの食材の中から選んで組み合わせることができる。そのほか好みの食材でポトフなどを作る完全オーダーメード食(100グラム=190円~)や、16種類のハーブブレンドから愛犬の年齢や症状に合わせて作る療法食「ハーブ特別食」(100グラム=500円前後)なども。

 「店舗で手作りする安心感と楽しさを提供していきたい。愛犬の食事でお困りのことがあれば、ぜひ一度足を運んでいただければ」(野沢さん)。同社では今後、「ビストロビッグウッド」のライセンスショップを全国主要都市で展開する予定で、既に横浜店と福岡店がオープン。「街の定食屋」の感覚でドッグデリを提供していくという。

 営業時間は10時~19時、土曜・日曜=12時~18時。木曜定休。

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