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都立大の額縁専門店で「額縁×イラスト」コラボ展-絵を飾る楽しさ伝える

さまざまなフレームをそろえる店内の一角に展示スペースを設けた「はらぺこめがね×newton 額縁からコンニチハ展」

さまざまなフレームをそろえる店内の一角に展示スペースを設けた「はらぺこめがね×newton 額縁からコンニチハ展」

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 目黒通り沿いにある額装・額縁専門店「newton(ニュートン)」(目黒区八雲1、TEL 03-3723-1230)で現在、「はらぺこめがね×newton 額縁からコンニチハ展」が開かれている。

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 1969(昭和44)年創業の同店。「壁に絵と額縁を飾る楽しさをもっと知ってもらいたい」と、今年から新しい試みとして同店と縁のあるアーティストとワークショップや作品展を予定しており、同展は初の作品展となる。

 額装は通常、先に絵があってそれに合わせた形やフレームなどを選んで収めるが、同展では「アーティストが先に額縁を選ぶ」「その額縁からイメージした新作を描く」というユニークな手法を取った。

 都立大学エリアを拠点に活動する、原田しんやさんと轟ロックさん夫婦によるイラストユニット「はらぺこめがね」の作品は、カラフルでキュートな「女の子キャラクター」に、野菜や肉などリアルな手法で描かれた「食材」モチーフを組み合わせたもの。タッチの異なる2人によって作り出す、新しい感覚の作品に仕上がっている。

 額装した約25点の新旧作品に使われているフレームは、手作りの本金箔や現在では作り手がおらず入手困難な貴重なものもあるという。作品と額は全て販売しているが、中には「この作品はぜひ額とセットでお譲りしたい」と、はらぺこめがねさんがこだわった作品も。

 「絵は額縁ありきでは描けないものだが、今の季節にぴったりの春らしいすてきな作品に仕上げてくれた。(同時展示の)旧作も、額装することで生まれ変わっているので比べて見ると楽しいのでは」と同店の鷹箸廉さん。

 額装店というと敷居の高さを感じてしまいがちだが、「家具やインテリアにこだわりを持つ方は多いのに、それに比べて額への関心は高くないように感じる。気に入った額に絵を入れて壁に飾る、そんな楽しさをもっと知ってもらえたら」とも。

 展示時間は9時30分~19時(日曜のみ10時30分~18時)。4月22日まで。期間中、轟ロックさんが似顔絵を描く「顔アート」(11日・14日・15日・22日=13時~18時)も予定。

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