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自由が丘のギャラリーで「美」テーマの抽象画展-ライブプリンティングも

カザマナオミさん作品展「美話-VIWA」より、ギャラリーの壁面全体を使って展示した巨大インスタレーション

カザマナオミさん作品展「美話-VIWA」より、ギャラリーの壁面全体を使って展示した巨大インスタレーション

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 自由が丘駅前のギャラリー「DIGINNER GALLERY WORKSHOP(ディギナー ギャラリー ワークショップ)」(目黒区自由が丘1、TEL 03-6421-1517)で現在、カザマナオミさんの作品展「美話-VIWA」が開かれている。

カザマナオミさん作品展「美話-BIWA-」展示作品の様子

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 カザマさんは神奈川県鎌倉生まれ。1993年に渡米、ストリートアートの先駆者であるシェパード・フェアリー(OBEY)と出会いシルクスクリーンプリントを学ぶ。帰国後、街にポスターを貼るなどの実験的な活動を始め、2001年には中目黒でストリートギャラリー「大図実験」を展開。ニューヨークのアーティスト集団・バーンストーマーズへの参加や、ライブシルクスクリーンプリントユニット「Strange」を結成し各地のフェスやイベントに参加するなど、国内外で幅広く活動している。

 同展では「今こそ美を語ろう」をコンセプトに、スクリーンプリント技法による抽象画約40点を展示。中でも、約半数の作品を使って同ギャラリー階上へ吹き抜ける壁面全体に展示した巨大インスタレーションは、鮮やかな色彩構成と有機的なグラフィックシェイプが目を引く。

 カザマさん自ら「YOSEMITE(ヨセマイト)」と名付けたスタイルは、従来のスクリーンプリントの技法とスタンピング、ドリッピングなどで描いていくもの。塗料の特性である液体が生み出す『自由さ』をそのまま生かした表現方法は「Strange」での活動を通じて生まれ、今年6月に訪ねたアメリカ・ヨセミテの大自然にインスピレーションを受けて今回の形にたどり着いたという。

 「私たちの普段の生活はなかなか変えることはできないが、ここで彼の作品の中にある『美』と対話することで、今まで見逃していた美しさを再発見してもらえたら」とオーナーの鈴木宏信さん。

 営業時間は12時~20時。月曜定休。8月19日まで。最終日13時から「Strange」のライブシルクスクリーンプリンティングも開催。用意したオーガニックコットンTシャツに、その場で好きなデザインをプリントする。詳細は後日、同ギャラリーサイトで確認できる。

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