3密を避けて新しい生活様式へ!

学ぶ・知る

東急バスの最長路線「東98」系統・自由が丘線に燃料電池バス「SORA」

東京駅と等々力操車所間を結ぶ路線「東98」系統の平日に運行する燃料電池バス「SORA(ソラ)」

東京駅と等々力操車所間を結ぶ路線「東98」系統の平日に運行する燃料電池バス「SORA(ソラ)」

  • 678

  •  

 東急バス(目黒区)が東京駅と等々力操車所間を結ぶ路線「東98」系統(自由が丘線)に、水素で走る燃料電池バス「SORA(ソラ)」を導入して1カ月が過ぎた。

車体側面には「FUEL CELL BUS(=燃料電池バス)」の文字が見える

 トヨタ自動車製・ソラは通常のバスの燃料である軽油を使わず、水素と空気中の酸素を化学反応させ発電し、その電力でモーターを駆動させて走行する。走行時に二酸化炭素(CO2)など大気汚染の原因となる有害物質を排出しない。

[広告]

 燃料電池バスはこれまでに、都営バス、横浜市営バス、京急バスなどで導入されており、導入事業者として東急バスは6番目。「環境問題が社会的課題として関心を寄せられるようになって久しい中、昨今の時世を考慮した上で導入に至った」という。

 運行するのは、同社の一般路線では最長路線で、東京駅南口と等々力(とどろき)操車所(世田谷区)間・約15キロを結ぶ「東98」系統。同路線はもともと東急バスと都営バスが相互乗り入れしていた路線で、2013(平成25)年に都営バスが撤退したことから、それ以降は東急バス単独運行となった。同路線が「自由が丘線」と呼ばれるのは、1959(昭和34)年に目黒駅から等々力操作所へと路線が延長されるまで、目黒駅と自由ヶ丘(旧表記、現在の「八雲三丁目」)間で運行されていたことに由来する。

 ソラの車体サイズは通常のバスとほぼ同じで、デザインは東急バスオリジナル仕様。車体フロント下部分からリヤにかけては同社のノンステップバスのカラーリングと同じで、後方は同社コーポレートカラーのオレンジ色。車内床面は木目模様となっている。

 今後の展開について、同社は「燃料電池バスの増備予定については未定だが、最新技術に触れることにより、クリーンエネルギーへの転換という環境面だけではなく、次世代バスの具現化やあり方について引き続き検討していきたい」としている。

 運行は平日のみで、「等々力操作所方向」では1日4便、「東京駅南口方向」は1日5便。ただし、同路線の平日は現在「臨時土曜」の特別ダイヤで運行している。

Stay at Home