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自由が丘の飲食店で「ほろ酔いSDGs」 地元産蜂蜜使った酒メニュー提供

自由が丘美観商店街にある焼き鳥店「鳥へい」では、自由が丘産蜂蜜を使った「ゆずハチミツサワー」(写真)を提供する

自由が丘美観商店街にある焼き鳥店「鳥へい」では、自由が丘産蜂蜜を使った「ゆずハチミツサワー」(写真)を提供する

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 自由が丘のまちのSDGsへの取り組みを多くの人に知ってもらおうという飲食店イベント「自由が丘ほろ酔いSDGs」が1月10日、地元の飲食店20店で始まった。

参加店の「Bar Neverland」では、自由が丘産蜂蜜とリキュールを掛け合わせたカクテル「ホット・ドラム」を提供する

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 国が支援する商店街支援策「がんばろう!商店街事業」(旧GoTo商店街事業)の採択を受けて行う同イベントは、まちが取り組む都市養蜂「丘ばちプロジェクト」で採取した地元産の天然蜂蜜を使ったアルコールメニューを各飲食店が考案し提供する。

 自由が丘駅前・自由が丘美観商店街にある焼き鳥店「鳥へい」(目黒区自由が丘1)では、「ゆずハチミツサワー」「ゆずハチミツお湯割り」(以上490円)を用意する。ベースの焼酎は2種類から選べ、蜂蜜、搾ったユズ果汁を加えた。

 店主の中村四州王(しずお)さんは「女性のひとり客も多いことから、気軽に飲みやすい味わいに仕上げた」と言い、「市販の蜂蜜を使うと甘さが強く出てしまうが、天然蜂蜜ならではの優しい甘みを感じてもらえるはず」と話す。「このイベントをきっかけに、まちの取り組みを知ってもらうのはもちろん、自由が丘にあるさまざまな飲食店も回ってもらえたら」と期待を寄せる。

 提供は今月31日まで。自由が丘商店街公式サイト「自由が丘オフィシャルウェブサイト」で各店の提供メニューや店舗マップなどが確認できる。

 自由が丘商店街振興組合はこれまで、まちの緑化活動「自由が丘森林化計画」「丘ばちプロジェクト」などを展開し、まちを取り巻く環境問題や社会的課題の解決に早くから取り組んできた。昨年4月、国連が2030年までの達成を目指す「持続可能な開発目標(SDGs)」に賛同し、まちの成長と社会課題の解決を目指す「自由が丘SDGs宣言」を行った。

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