春の恒例イベント「自由が丘スイーツフェスタ」が5月4日~6日、開催される。
「自由が丘スイーツフェスタ」で作品を展示販売するシャンデリアアーティストのキムソンへさん
スイーツの街・自由が丘の魅力を発信しようと2003(平成15)年に始まった同イベント。今年は従来のデジタルスタンプラリーに加え、駅前広場でのマルシェ開催やアート作品展示なども展開する。
イベントのメインプログラムで、自由が丘の和洋菓子店を巡る「自由が丘スイーツデジタルスタンプラリー」は、ゴールデンウイーク初日の4月27日から先行して始まる。
参加には、スマートフォンとスタンプラリーアプリ「furari」のダウンロードが必要。参加店23店の中から3店で商品を購入し、さらにクイズ1問に答えるとデジタルスタンプを獲得。プレゼント応募に1回参加できる。賞品は「旅行券(5万円相当)」「参加店のスイーツ」など。参加賞も用意する。
駅前・自由が丘女神広場では、スイーツや雑貨を販売する「スイーツマルシェ」を初めて開催する。イベントのプロジェクトリーダーを務める自由が丘商店街振興組合の奥角翼さんは「自由が丘駅改札口を出ると同時に、目の前にスイーツのある景色が広がる楽しさを演出したい」と話す。約20店が出店する。
このほか同広場では、シャンデリアアーティストのキムソンへさんが自由が丘にまつわる5つのテーマで制作したシャンデリア作品を展示販売する。不用品に新たな価値を与えて再生する「アップサイクル」の手法で、商店街が事前に回収を呼びかけた不用なおもちゃやぬいぐるみを使い、シャンデリアに生まれ変わらせる。
「能登半島地震復興支援プログラム」(5日)では、石川県七尾市出身で自由が丘に「モンサンクレール」ほか4ブランドを展開するパティシエの辻口博啓さんを中心に、支援の輪を広げる募金活動(駅前)やトークショー(16時~、しらかば通り会ステージ)を予定する。スイーツマルシェ、キムソンへさん作品の売り上げの一部についても寄付を予定している。
併せて、各商店会によるイベントも展開。南口商店会「2024おもちゃ博&BEYBLADE X 大会 in Jiyugaoka」、旭会「体験するボードゲームと科学 in サンフェスタ」(5・6日のみ)、自由が丘駅前中央会「JIYUGAOKA Cafeフェス」など。
奥角さんは「商店街の単位で、スイーツ店がこれだけ多くある街はないのではないか」と話す。「飲食店による『スイーツカクテルキャンペーン』や、街なかでのアート作品展示など街全体を巻き込んで展開する。自由が丘の街歩きを楽しんでもらえたら」と来場を呼びかける。
各プログラムの開催時間と内容は、自由が丘商店街のウェブサイト、自由が丘経済新聞が制作協力する壁新聞「ホイップるんの自由が丘かべ新聞」で案内する。