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日本国内の「隕石」落下地点をとらえた写真展-八雲のギャラリーで

写真家・岸山浩之さんの個展「遠く離れている人を親密な距離で思い浮かべる」より

写真家・岸山浩之さんの個展「遠く離れている人を親密な距離で思い浮かべる」より

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 都立大学駅北口にある「THERME GALLERY(テルメギャラリー)」(目黒区八雲1、TEL 03-3723-6286)で9月19日から、写真家・岸山浩之さんの個展「遠く離れている人を親密な距離で思い浮かべる」が開かれる。

写真家・岸山浩之さんの個展「遠く離れている人を親密な距離で思い浮かべる」より

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 1978(昭和53)年埼玉県生まれの岸山さんは2002年、日本大学芸術学部写真学科を卒業。個展やグループ展で活動するほか、同ギャラリーでは写真集「浅田家」で知られる浅田政志さんと組んだ2人展「浅山岸田」(2009年)と同名義の写真集「browny」などの作品を発表している。

 今回の作品は、地球に1年間あたり約3万トンも降り注いでいるとされる地球外物質「隕石(いんせき)」がキーワード。「それらの隕石が落下した場所とはどのようなものかを知りたい、という強い衝動に駆られた」岸山さんが、日本国内の落下地点の風景や隕石収集にまつわる人物などをとらえた約25点を展示する。

 その中には、偶然にも震災前に記録した岩手県陸前高田市「気仙隕石」に関する写真も含まれている。そうした経験から「展覧会名にもあるように、作家自身の『遠くにいる人に寄り添いたい気持ち』が強く感じられる展示内容になると思う」と同ギャラリー担当の阿部マリイさん。

 会場では、同展の展示写真を収めた岸山さんの最新写真集「星産み(ほしうみ)」(オールカラー、B4変形、全64ページ=2,800円)も先行販売する。

 営業時間は13時~21時。9月24日休廊。今月30日まで。

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