アンティークブルーのトイカメラ-自由が丘の老舗写真店がプロデュース

トイカメラ本体、紅茶缶をイメージしたパッケージ缶も「アンティークブルー」で統一

トイカメラ本体、紅茶缶をイメージしたパッケージ缶も「アンティークブルー」で統一

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 自由が丘北口の写真材料専門店「ポパイカメラ」(目黒区自由が丘2、TEL 03-3718-3431)が9月13日より発売を開始したトイカメラ「popeye camera mint cyan(ポパイカメラ ミントシアン)」が若い女性を中心としたトイカメラ愛好家から人気を集めている。

「popeye camera mint cyan」(関連画像)

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 「popeye camera mint cyan」は、「Lomo(ロモ)」や「Holga(ホルガ)」に次ぐ人気トイカメラとして知られるVivitar(ビビター)社の「Ultra Wide&Slim」がベースで、ボディー素材は質感の良いラバータイプを採用、ボディカラーは同店オリジナルのアンティークブルー、背面はオフホワイトのツートンカラーに仕上げた。

 トイカメラプロデュースのきっかけについて、同店の石川芳伸店長は「当店にプリント注文されるトイカメラ利用者の写真を見てみると、空や牧場などかわいらしい写真を撮る方が多い。トイカメラのボディは現在は黒が主流で、写真のイメージとはずいぶんと違うことに気づいた。そこで写真と同じようなやさしい雰囲気のカメラがあればと考えた」と話す。パッケージもカメラ本体と同じアンティークブルーの茶缶にするなど、ギフトとしての需要も見込む。

 同店は、今年で創業72年を迎える老舗写真専門店。プロラボで使用されている快調ソフトを使ったフィルム専用補正やセミオーダー仕上げなど、利用客の幅広い好みに対応できるプリントメニューをそろえる。そのほかアルバムやフォトフレームなどの雑貨類、他店ではあまり見られないレアカメラやフィルムなども数多く取り扱っており、「写真を撮る前から撮った後まですべての楽しさを提供したい」(石川店長)。週末になると店内は20~30代のカメラ好きでにぎわう。

 今回発売のトイカメラには、日本未発売の海外限定フィルム「FUJIFILM PRO400H/800Z」の2本をセットした。「Vivitar」のレンズは感度が高いことから周辺光量を落とした濃いめの写りになるが、このフィルムを使えば感度を低く抑えてやさしい雰囲気でプリントできるという。

 「デジカメが進歩して各メーカーは昔ながらのフィルムカメラをなくそうという傾向にあるが、トイカメラがきっかけでフィルムの楽しさを知る人は多い。それぞれのフィルムの特徴を知ることで、初心者でも味わいのある写真を撮ることができる。フィルムが変われば、撮れる写真も変わる」(石川店長)とも。フィルムの選び方は、石川店長ほかスタッフが相談に乗る。

 価格は6,090円(本体、フィルム2本、パッケージ缶含む)で限定3,000台。販売は店頭ほか、同店オンラインショップ、「DELFONICS」各店舗での販売を順次予定している。

 営業時間は、平日=10時~20時30分、土曜・日曜・祝日=11時~20時。水曜定休。

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