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自由が丘に「ルーフ緑化自動販売機」設置-コカ・コーラと共同プロジェクト

上面部分の「緑化シート」が本体の使用電力量や二酸化炭素削減につながるという「ルーフ緑化自動販売機」

上面部分の「緑化シート」が本体の使用電力量や二酸化炭素削減につながるという「ルーフ緑化自動販売機」

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 自由が丘商店街振興組合(目黒区自由が丘1)と東京コカ・コーラボトリング(港区)は9月15日、共同プロジェクト「自由が丘森林化計画・ルーフ緑化自動販売機」を自由が丘商店街に設置した。

「ルーフ緑化自動販売機」がお披露目された除幕式

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 同機は、日本コカ・コーラシステムが取り組んできた環境保全の一環として開発された新型自動販売機。本体上面部分には、コケの一種・スナゴケと人工芝を組み合わせた「緑化シート」を設置し、「本体表面の温度上昇を抑制することで、冷却効率の向上による消費電力の削減が期待される」(同社)という。本体内部は、商品冷却時に発生する熱を加温熱として加温用商品に再利用する「ヒートポンプシステム」を搭載する。

 設置のきっかけは、同組合が昨年より取り組んできた環境活動「自由が丘森林化計画」を知った同社が、同計画のオフィシャルパートナー第1号として協力を申し出たことによる。緑と白を基調とした本体デザインには、「自由が丘の街を緑で彩る『自由が丘森林化計画』への思いを込めた」(同社)といい、売上金の一部は「自由が丘森林化計画基金」への寄付に充てる。

 同日、設置場所で会見を行った同社・中野泰三郎副社長は「街とパートナーシップを組むのは、我々にとっても新たなチャレンジ。社会的に貢献できる機能をいかにプラスできるか、消費者の皆さんと考えていきたい。そのほかエコ教室など自由が丘の地域性を生かしたコラボも検討している」。

 同組合の岡田一弥理事長は「『自由が丘森林化計画』は、わたくしたち商店街だけでなく来街者の方にもぜひ参加していただきたいと願っている。1本120円からの商品を買う、そんな最も身近な買い物が、いつも皆さんが歩いている街の緑化につながることを実感してもらえれば」と話す。

 現在同機は、自由が丘南口・九品仏川緑道沿いと、「自由が丘スイーツフォレスト」(緑が丘2)に計2台設置されている。同組合によれば今年度中にも増設を計画中だという。

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