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自由が丘で「陶の動物園」-表情豊かな陶製動物作品50種類を展示

大崎透さんの作品より、逆立ち姿のカバがユニークな「おばかさん」

大崎透さんの作品より、逆立ち姿のカバがユニークな「おばかさん」

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 陶芸ショップ「きらら館 自由が丘店」(目黒区自由が丘2、TEL 03-5726-3309)で現在、陶芸作家・大崎透さんの作品展「陶の動物展 2012」が開かれている。

ドングリをほおばる姿が愛らしい作品「どんぐりりす」

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 1940(昭和15)年横浜生まれの大崎さんは、1993年に旅行会社を退職後、愛知県立窯業高等技術専門校に入学し陶芸の世界へ。同校修了後は同県瀬戸市内の製陶所へ入社し、翌年には動物をテーマにした作品展「小さな動物園」を開催。現在は茨城県笠間市に活動拠点を置き、笠間焼による陶製動物を専門に制作している。

 大崎さんの作品の特徴は、動物たちが見せる豊かな「表情」と「ポーズ」。「大崎さんの作品は同じ動物でも一つ一つ表情が違う。作品を群集で見ると、本当に動物園の中にいるような楽しさがある」と同店の中林由香梨さん。

 動物の姿をリアルに表現する陶芸作家は多いが、大崎さんの作品は逆立ち姿のカバを表現した「おばかさん」などユニークなポーズのものが多く、「そこが作家の個性とも言えるが、いかつい動物もちゃめっ気のあるポーズで表現すると、どこか愛らしく感じられる」とも。

 同店で年1回開かれている作品展にはファンも多く、皇太子ご夫妻の長女・愛子さまも大崎さんの作品「チュータロウ」をお持ちだという。

 今回同展では約50種類の動物作品を展示。主な作品は、「どんぐりりす」(20×60×60ミリ=3,780円)、「チュータロウ」(20×20×60ミリ=3,570円)、「おばかさん」(140×80×380ミリ=3万7,800円)など。

 営業時間は11時~19時。今月30日まで。

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