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自由が丘で「南部箒」展 おうち時間増で「掃除の時間」の関心高まりから人気に

katakana 自由が丘店で現在開かれている「高倉工芸 南部箒展」の様子

katakana 自由が丘店で現在開かれている「高倉工芸 南部箒展」の様子

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 岩手県の伝統工芸品・南部箒(ほうき)を紹介する「高倉工芸 南部箒展」が現在、日本製雑貨とアパレルのセレクトショップ「katakana 自由が丘店」(世田谷区奥沢5、TEL 03-5731-0919)で開かれている。

【写真】毛艶も良くなるというペット用箒(ほうき)「癒しほうき なでねこ・なでいぬ」

 岩手県北部・九戸村で作られる伝統工芸品「南部箒」。同村のある南部地方の農家では農閑期の副収入源として生活道具を手作りする風習があり、その技術が南部箒の基になっているという。「(南部箒の)伝統の技と文化は継承していかないと消えてしまう」と危惧した高倉工芸(岩手県)の創業者・高倉徳三郎さんが一産業として本格的な南部箒作りを始め、草の栽培から箒の製作まで全ての工程を手作業で行う。

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 南部箒の大きな特徴は、穂先部分に見られる強い「ちぢれ」。畳やフローリングのほこりだけでなく、衣類やカーペットに絡みついた毛、スーツや着物のほこりまで絡め取ることができる。さらに「若い世代にも親しみやすい暮らしの道具に」と考える現社長の高倉清勝さんによって、現在は農薬でほうき草を栽培し、従来の箒作りに改良を加えるなど、こだわりのものづくりで長年人気を集めている。

 同店で取り扱うラインアップは、一番人気という「小箒」(4種=2万円~15万円)、「洋服箒 ブルーム」(4種=2万円~3万5,000円)、「長柄箒」(6種=3万円~50万円)、段差などのすき間のごみを掃き出しやすい作りの「玄関箒」(8,000円)、ブラッシングすることでペットの毛艶も良くなるという「癒しほうき なでねこ・なでいぬ」(2万円、2万5,000円)、箒で集めたごみをサッと取るのに適したちりとりとセットにした「テーブル箒セット」(2万円、価格は全て税別)。

 「最初はあまりの値段の高さに驚いたが、長年愛用している」と言う同店店主の河野純一さんのお薦めは、初めての箒として使い勝手が良いという「小箒」、自身が南部箒にはまるきっかけとなったという「洋服箒 ブルーム」。「洋服箒は、特にこれからセーターの季節に大活躍する。生地の目がきれいに整うことで、毛玉ができにくいのが最大のポイント」と話す。

 同展初日から利用客の高い関心を集めているといい、「新型コロナウイルスの影響で『おうち時間』が長くなったことで、皆さんの掃除意識が高まっているのを感じる。ただ、箒の種類や用途までは分からないという声も多いので、店頭で手に取っていただけたら」と来店を呼び掛ける。

 営業時間は12時~19時。商品は同店オンラインショップでも扱う。11月27日まで。