「言葉」と「手」でアート鑑賞-奥沢・宮本三郎記念美術館で

「宮本三郎の線」展より、「裸婦」(1967年頃)

「宮本三郎の線」展より、「裸婦」(1967年頃)

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 宮本三郎記念美術館(世田谷区奥沢5、TEL 03-5483-3836)は、5月25日に開催するワークショップ「線を感じよう:言葉と手でみる美術」の参加者を募集している。

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 今回のワークショップは、障害者のアート活動を支援するNPO法人「エイブル・アート・ジャパン」(中野区)から生まれた活動組織「ミュージアム・アクセス・グループMAR(マー)」とのコラボで、視覚障害のある人とともに言葉や手を使って作品を「みる」もの。

 視覚障害のある人と一緒にアートを楽しむためには、彼らが持つ視覚や色の記憶を把握して説明に取り入れるなど、互いの想像力を働かせながらのコミュニケーションが必要となる。ワークショップでは、そうした基本的なマナーを学びながら実際に作品を鑑賞していく。

 鑑賞作品は、同美術館で現在開催中の展示企画「宮本三郎の線」で展示されている油彩13点、素描85点の約100点。「天性の素描家」と評された画家・宮本三郎の素描作品には、単なる作品の下書きではなく、複雑な描線の交差が生み出す深い味わいが特徴。構図、背景、色を決めるプロセスなど本作品につながるプロセスがわかるような素描がセレクトされている。

 ワークショップを企画し、実際に視覚障害の人とアートを楽しんだ経験も持つ世田谷美術館事業部・美術担当課の池尻豪介さんは「美術鑑賞の方法はいろいろあり、そこに難しさや敷居の高さを感じる人も少なくない。今回のように対話しながら作品を見ることは堅苦しさがなく、視覚に障害を持つ人とも一緒に楽しめる。作品を言葉にして相手に伝えることで、自分のものの見方を改めて確認する機会にもなる。美術館にあまり足を運んだことのない方にも楽しむきっかけとしてもらえれば」と話す。

 開催時間は13時30分~17時。参加費は500円。申し込みは同館サイトから。同館「宮本三郎の線」展は7月27日まで。

世田谷美術館分館 宮本三郎記念美術館ミュージアム・アクセス・グループMARエイブル・アート・ジャパン奥沢・宮本三郎記念美術館で「ハンドベル」のアンサンブルライブ(自由が丘経済新聞)

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