フェアトレード専門店「ピープルツリー 自由が丘店」（目黒区自由が丘3、TEL 03-5701-3361）が現在、女性の権利向上を目指して国連が定めた3月8日の「国際女性デー」に合わせ、シンボルフラワーのミモザをデザインしたアイテムを販売している。

職人が一枚一枚ミモザの柄を描いた「手織りコットンハンドペイントストール」

　「ピープルツリー」は、フェアトレードカンパニー（世田谷区）が展開するフェアトレード専門ブランド。アジア、アフリカ、中南米など18カ国・約145団体と共に企画開発した衣料品、アクセサリー、雑貨、食品などのフェアトレード商品を取りそろえ、「フェアトレードのものづくり」を通じて女性の社会進出を長年支援している。

　今回ラインアップするミモザモチーフの商品は、ストール、ピアス、ブローチ、バッグ、サコッシュ、ポーチの6アイテム。

　手織りの柔らかいコットンガーゼに、職人が一枚一枚ミモザの柄を描いた「手織りコットンハンドペイントストール」（8,250円）は、インド「サシャ・ハンディクラフト」によるもの。同団体は、社会的に立場の弱いコミュニティーの自立支援や、古くから伝わる手工業製品の生産支援と雇用機会の提供を目的に1978年から活動する。

　繊細な手刺しゅうでミモザを表現した「手刺繍（ししゅう）ピアス ミモザ」「手刺繍ブローチ ミモザ」（以上1,980円）は、インド「タラ・プロジェクト」が手がける。カースト制度による差別や貧困といった社会問題をフェアトレードを通じて解決しようと1960年代に設立された団体で、インド北部でアクセサリーやガラス細工などを作る小規模の生産者グループによって組織されている。

　ジュートコットンの生地にミモザの手刺しゅうを施した「手刺繍バッグ ミモザ」（7,920円）、「手刺繍サコッシュ ミモザ」（4,620円）、「手刺繍ポーチ ミモザ」（2,200円）は、バングラデシュ「サイドプール・エンタープライズ」によるもの。1970年代に独立戦争で故郷を失った難民たちを支援するプロジェクトとして始まった同団体は、バングラデシュ特産のジュートやコットンを使ったバッグを作る工房とハンドスクリーンプリントを行う工房で70人以上の女性が働いているという。

　店頭・オンラインショップで販売する。