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自由が丘で「東京油田プロジェクト」始動 廃食用油の回収促進へ

(写真前列右から)ジェイ・スピリット社長の岡田一弥さん、青木英二目黒区長、宮澤浩司東京都環境局長、自由が丘商店街振興組合理事長の魚見嘉男さん、ヒューリック執行役員・開発事業第一部長の太田謙さん

(写真前列右から)ジェイ・スピリット社長の岡田一弥さん、青木英二目黒区長、宮澤浩司東京都環境局長、自由が丘商店街振興組合理事長の魚見嘉男さん、ヒューリック執行役員・開発事業第一部長の太田謙さん

 家庭や店舗などから出る使用済み食用油を回収して持続可能な航空燃料(SAF)などへの活用につなげる東京都の取り組み「東京油田プロジェクト」のキックオフイベントが10月4日、自由が丘駅前の複合施設「自由が丘ミューズスクエア」(目黒区自由が丘1)で開かれた。

ジェイ・スピリット社長の岡田一弥さんが「東京油田じょうご」を使って実演

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 使用済みの食用油はさまざまな資源に生まれ変わらせることができることから、都は一般家庭や飲食店から出る廃食用油を「都内に眠る資源=東京油田」と位置付け、スーパーやマンション、商店街などと連携し、回収できる仕組みを広げて資源の掘り起こしにつなげたい狙い。

 同プロジェクトに「まち全体」で取り組む先行モデル事例となる自由が丘は、地元商店街「自由が丘商店街振興組合」が主体となり、自由が丘のまちづくり会社「ジェイ・スピリット」、先月開業した自由が丘ミューズスクエアの施設管理を担当するヒューリック(中央区)と鹿島建設(港区)、自由が丘エリアの事業系ごみ・資源の回収を行っている白井エコセンター(足立区)、国内SAFプラント計画の検討を進める企業、行政などが連携して回収を進めていく。

 イベントでは、自由が丘のまちが独自に取り組んできたエコプロジェクトも紹介。その一つとして、使用済み食用油を使ったリサイクル燃料で走らせる無料コミュニティーバス「サンクスネイチャーバス」を1997(平成9)年から運行している。登壇したジェイ・スピリット社長の岡田一弥さんは「自由が丘周辺の住民は意識の高い人が多く、『まちは環境にどう配慮しているか』が求められる」と言い、今回の取り組みへの意気込みを語った。

 実演では、家庭で使用済み食用油を容器に移し替える際の手間を減らすために作られた折り畳み式の「東京油田じょうご」の使い方や、自由が丘ミューズスクエアの住宅部分で各フロアに設置する回収ボックスの使用方法などを紹介した。

 同振興組合によると、回収は自由が丘商店街の飲食店で先行して始まっており、自由が丘エリアの一般家庭向け回収拠点は順次設置を予定しているという。