ハーモニープラス株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:降旗 真寿幸、以下「ハーモニープラス」)は、大学の認証評価・内部質保証への対応を、「何のために学修成果を把握するのか」という目的整理から、評価方法・データ・活用方法・学内運用の設計、実データを用いた試行・検証、実装方針の整理まで一貫して支援する「認証評価・内部質保証 支援サービス」の提供を、2026年9月より開始しました。
本サービスでは、認証評価を受ける直前に必要な資料を整えることを目的とはしていません。
大学が日常的に学修成果を把握し、その結果を授業改善、カリキュラム点検、教学マネジメント等へつなげていくために、
「なぜ把握するのか」
「何を把握するのか」
「何に活用するのか」
「誰がどのように運用するのか」
「そのためにどのような仕組みが必要なのか」
を大学とともに整理し、実際に運用可能な形へ具体化していきます。
システム導入を前提とせず、既に大学内に存在するデータや仕組みも活用しながら、大学自身が今後の実装方針を判断できる状態をつくることを重視しています。
中央教育審議会のワーキンググループが2026年6月に取りまとめた「新たな評価」の制度案(※1)では、現行の認証評価制度を抜本的に見直し、大学全体については内部質保証の体制が機能しているかを確認したうえで、学部等ごとに各大学のDPの達成度を軸として「教育の質」を4段階(要是正/1つ星/2つ星/3つ星)で評価・公表する、いわば「二階建て」の仕組みが示されました。評価は6年サイクルで、教育成果は教員による直接評価、学生による間接評価(全国学生調査等)、社会からの評価を総合して判断されます。また、大学が作成する自己点検・評価書をそのまま評価に活用する方向も示されており、日常的なエビデンスの蓄積が評価の起点になります。
文部科学省の令和9年度概算要求(2026年8月公表、※2)では、2027年度から評価機関による試行評価を実施し、2030年度に「新たな評価」を本格実施するスケジュールが示されました。あわせて、私立大学等経常費補助の配分において「教育の質」「情報公開」に係る項目でメリハリを強化する方針も示されており、教育の質の可視化は評価対応にとどまらず、大学経営に直結するテーマになりつつあります。
一方で、ワーキンググループの議論では、評価する側・受ける側の双方に「徒労感」があることや、内部質保証の取り組みが学生の学びと成長につながるカリキュラム改善にまで至っていないことが、課題として挙げられています(※1)。

今後、大学には、教育活動を実施するだけでなく、その結果として学生がどのような力を身につけたのかを把握し、継続的な教育改善につなげることが、これまで以上に求められます。
そのためには、認証評価のタイミングだけで情報を整理するのではなく、大学として次の点を明確にしておく必要があります。
・なぜ学修成果を把握・可視化するのか
・DP等に照らして、何を学修成果として捉えるのか
・成績、ルーブリック、学生調査、外部アセスメント等をどのように位置づけるのか
・結果を授業改善、カリキュラム点検、FD、教学マネジメント等にどう活用するのか
・教員、学部、学事、IR、執行部等がどのように役割分担するのか
・既存のデータ・システムでどこまで対応でき、追加で何が必要なのか
こうした論点は相互に関係しており、評価方法だけ、システムだけを個別に検討しても、継続的な内部質保証にはつながりません。
評価設計と運用設計を往復しながら、「大学として無理なく継続できる仕組み」に落とし込んでいくことが重要です。
大学の皆様との対話では、データや制度そのものに加え、検討プロセスに関する課題も多く聞かれます。
例えば、
・認証評価に向けて、どこから検討を始めればよいかわからない
・DPと科目、評価指標をどのようにつなげればよいかわからない
・直接評価と間接評価をどう位置づければよいかわからない
・データは存在するが、教育改善へどう活用すればよいかわからない
・学部ごとにDPやカリキュラム・マップの考え方が異なり、全学として整理しにくい
・教員の負担や抵抗感を考えると、全学展開を進めにくい
・学事、IR、学部、経営層など関係者が多く、誰と何を決めればよいかわからない
・検討するための人員や時間が十分に確保できない
といったものです。
特に内部質保証の取り組みは、教育的な議論だけでなく、データ、システム、業務運用、学内合意形成を並行して進める必要があります。
そのためハーモニープラスでは、
評価方法の設計だけでなく、論点整理、会議体運営、判断材料作成、決定事項・残課題管理など、検討そのものを前へ進めるPMO支援も重要なサービスの一部と位置づけています。

大学ごとの現在地に応じて、次の4つのフェーズを組み合わせて支援します。
【STEP1】現在地・目的の整理
まず、「認証評価に何を提出するか」ではなく、
大学として何のために学修成果を把握・活用するのかを整理します。
既存の自己点検・評価資料、DP・CP、カリキュラム・マップ、IR資料、学内データ、既存システム等を確認するとともに、関係者へのヒアリングを行います。
また、
・現在どのようなデータを取得しているのか
・どこまで教育改善に活用できているのか
・学内の推進主体・役割分担はどうなっているのか
・今後、何を優先して検討する必要があるのか
を整理します。
主な成果物例
As-Is/課題整理検討論点整理現状データ・資料棚卸表検討ロードマップ
【STEP2】評価・データ・活用モデルの設計
大学が目指す姿を踏まえ、学修成果をどのように把握・評価し、教育改善に活用するのかを具体化します。
例えば、
・全学DPと学部・学科DPの関係整理
・DPと授業科目の対応関係整理
・カリキュラム・マップの作成・整理
・成績等による直接評価と、学生調査等による間接評価の位置づけ
・DP別GPA、累積ポイント、達成度等の算出方法比較
・学部・学科ごとに異なるDPやカリキュラム・マップのデータ共通化
・教員、学部、全学それぞれでの活用場面整理
などを検討します。
当社が特定の評価方法を「正解」として提示するのではなく、他大学での実践事例や複数の設計モデルを提示し、大学の教育方針・組織構造・既存運用に適した方式を検討します。
主な成果物例
DP・評価指標対応表カリキュラム・マップ案評価方法比較資料データ変換定義教育改善・活用モデルTo-Be整理
【STEP3】実データを用いた試行・検証
机上で評価方法を決めるだけでなく、必要に応じて実際のデータを用いた試行を行います。
例えば、対象となる学部・研究科や学位プログラムを選定し、
成績データアンケート・学生調査外部アセスメントカリキュラム・マップDPとの対応情報
等を用いて複数の評価方式を試算します。
その結果を、学生個人、教員・学科、学部・研究科、全学等の単位で可視化し、
1.評価として妥当か
2.必要なデータを継続的に準備できるか
3.実際に運用・活用できるか
4.システムとして実装可能か
という観点から成立条件を確認します。
ここでの目的は「きれいなダッシュボードを作ること」ではありません。
実際のデータで試すことで、何ができるのか、どこに課題があるのかを明らかにし、本格実装の判断材料をつくることです。
主な成果物例
評価・表示定義可視化サンプルデータ加工・整備要件試行・検証結果レポート課題・対応方針整理
【STEP4】学内合意形成・実装条件の整理
検討や試行の結果をもとに、大学として今後どこまで実装するのかを整理します。
当社では、
・会議・部会で検討すべき論点の整理
・アジェンダ・説明資料の作成
・選択肢・メリット・留意点の整理
・他大学事例や試行結果の提示
・決定事項・未決事項・宿題の管理
・次年度以降の対象範囲、体制、スケジュール、概算費用の整理
などを行い、大学内の検討を具体的な意思決定へつなげます。
最終的には、
「実施するかどうか」だけではなく、「何を・どこまで・どの条件で実施するのか」を大学が判断できる状態を目指します。
主な成果物例
論点・課題管理表会議・部会説明資料実装条件整理書次年度ロードマップシステム・運用要件概算費用整理
簡易診断は無料で実施します
本サービスでは、大学の教育方針や学修成果の定義をハーモニープラスが決定するものではありません。
大学が判断すること
- どのような学生を育成したいのか
- 何を学修成果として評価するのか
- どの結果を教育改善に活用するのか
- どのような運用・体制とするのか
- 最終的にどの仕組みを導入するのか
ハーモニープラスが支援すること
- 現状・課題・論点の整理
- 他大学事例や複数の設計案の提示
- DP・評価指標・データの整理
- 実データを用いた比較・検証
- 部会・会議のPMO支援
- 判断材料・成果物の作成
- 実装条件・ロードマップの整理
という役割分担で取り組みます。
学修成果の継続的な集計・可視化が必要な場合には、当社が提供する学修成果可視化システム「学修成果MOE」を活用することも可能です。
また、導入判断前の試行段階において、学修成果MOEの検証環境へ大学のデータを反映し、評価ロジックや可視化方法を確認することもできます。
ただし、MOEの導入を前提として本サービスを提供するものではありません。
既存の学務システム、BIツール、IR環境等で実現できる場合にはそれらを活用し、
大学が目指す内部質保証のあり方を実現するために何が必要なのかという観点から、実現手段を整理します。
導入事例
大学によって、内部質保証の現在地は異なります。
既に多くのデータを保有しているものの活用方法が整理されていない大学もあれば、DPや評価指標の考え方から整理する必要がある大学、学内合意形成や運用体制の構築に課題を抱えている大学もあります。
そのため、本サービスでは最初からすべての工程を実施するのではなく、現在地に応じて必要な支援範囲を設定します。
「自大学の場合、何から整理すればよいのか」
「既にあるデータをもっと活かせないか」
「学内で検討を進めるための材料を整理したい」
「実際のデータを使って、評価方法を試してみたい」
といった段階からご相談いただけます。
ハーモニープラスは、大学ごとの教育方針や既存の取り組みを尊重しながら、他大学で培ってきた評価設計・データ活用・システム実装・運用支援の知見を活かし、
「認証評価に対応すること」で終わらず、学修成果を継続的な教育改善へつなげられる状態づくりを支援します。
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認証評価・内部質保証 支援サービス 詳細ページ
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<出典>
※1 中央教育審議会 大学分科会 質向上・質保証システム部会「教育・学習の質向上に向けた新たな評価の在り方ワーキンググループ 議論のまとめ」(2026年6月)
※2 文部科学省「令和9年度 高等教育局の概算要求の考え方」「令和9年度概算要求 私学助成関係の説明」(2026年8月)
※ 制度の詳細(評価基準の細目、公表の仕組み等)は、今後の中央教育審議会等の議論により変更される可能性があります。
会社名 : ハーモニープラス株式会社
設立 : 2010年1月
代表取締役: 降旗 真寿幸
所在地 : 東京都千代田区二番町7番地5 二番町平和ビル
事業内容 : EdTechソリューション事業、BPaaS事業
受賞歴 : 総務省等後援 第15回ASPIC IoT・AI・クラウドアワード2021 経営改革貢献賞
URL : https://www.harmony-plus.co.jp/
ハーモニープラス株式会社 営業統括部門 マーケティングチーム
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