リリース発行企業:医療法人社団鉄結会
【結論】本調査のポイント
結論から言うと、耳の後ろや耳たぶにできるしこりの多くは「粉瘤(ふんりゅう)」という良性の皮膚腫瘍です。放置しても自然に消えることはなく、感染すると痛みや腫れを伴うため、小さいうちに皮膚科・形成外科で日帰り手術を受けることをおすすめします。費用は保険適用3割負担で約5,000円〜15,000円程度が目安です。
・耳周りのしこりに気づいたきっかけの73.7%が「メガネやマスクのつるが当たった時」
・耳の粉瘤を放置した経験者の68.3%が「もっと早く受診すべきだった」と後悔
・耳周りの手術で最も気になる点は「傷跡が目立たないか」が62.0%でトップ
用語解説
■ 粉瘤(ふんりゅう)とは
粉瘤とは、皮膚の下に袋状の構造物ができ、その中に角質や皮脂が溜まってできる良性の皮膚腫瘍である。アテロームとも呼ばれ、体のどこにでも発生するが、耳の後ろや耳たぶは好発部位の一つである。自然治癒することはなく、根治には袋ごと摘出する手術が必要となる。
■ くり抜き法(へそ抜き法)とは
くり抜き法とは、粉瘤の開口部(ヘソ)を中心に小さな穴を開け、そこから内容物と袋を摘出する低侵襲な手術法である。切開が最小限で済むため傷跡が目立ちにくく、耳周りなど露出部位の粉瘤摘出に適している。
■ 炎症性粉瘤とは
炎症性粉瘤とは、粉瘤に細菌感染が起こり、赤く腫れて痛みを伴う状態である。放置すると膿が溜まり、自壊(破裂)することもある。炎症が強い場合は一度切開排膿を行い、炎症が落ち着いてから根治手術を行うことが一般的である。
耳周り粉瘤の治療法比較(くり抜き法 vs 切開法)

※当院監修医師の30,000件以上の皮膚腫瘍手術実績に基づく数値です。個々の状態により適した術式は異なります。
皮膚科・形成外科を専門とする医療法人社団鉄結会アイシークリニック(新宿院・渋谷院・上野院・池袋院・東京院・大宮院)は、10月1日の「メガネの日」に合わせ、全国の20〜60代の男女300名を対象に「耳周りのしこりに関する意識調査」を実施いたしました。メガネやマスクを日常的に着用する方が増える中、つるやゴム紐が当たって初めて気づく「耳の後ろ・耳たぶのしこり」について、発見のきっかけや受診行動、治療への不安などを調査しました。
調査背景
10月1日は「1001」を「せんいち」と読み、「メガネのつるを一本ずつ」に見立てた語呂合わせから「メガネの日」と制定されています。近年はPCメガネの普及やマスク着用の習慣化により、耳周りに何かが触れる機会が増加しました。当院では「メガネをかけると耳の後ろが痛い」「マスクのゴムが当たって気づいたしこりが気になる」という相談が増えており、耳周りの粉瘤に対する認知向上と適切な受診行動の啓発を目的として本調査を実施しました。
調査概要
調査対象:全国の20〜60代で、耳の後ろまたは耳たぶにしこりを感じたことがある男女
調査期間:2026年9月14日〜9月23日
調査方法:インターネット調査
調査対象人数:300名
【調査結果】7割以上がメガネ・マスク装着時にしこりを発見
設問:耳周り(耳の後ろ・耳たぶ)のしこりに気づいたきっかけは何ですか?

メガネとマスクを合わせると73.7%の方が、これらの装着時にしこりを発見していることが明らかになりました。日常的に耳に何かが触れる機会が増えたことで、以前は気づかなかった小さなしこりにも意識が向くようになっていると考えられます。
【調査結果】半数以上が半年以上放置、2年以上も24.7%
設問:耳周りのしこりに気づいてから、どのくらいの期間放置しましたか?

59.7%の方が6ヶ月以上放置しており、2年以上放置した方も4人に1人の割合に上りました。「痛くないから」「小さいから」という理由で様子を見ているうちに、次第に大きくなったり炎症を起こすケースが多く見られます。
【調査結果】57.3%が「炎症・腫れ」を経験、メガネ着用困難も4割超
設問:耳周りのしこりを放置して困った経験はありますか?(複数回答可・上位5項目)

炎症を経験した方が6割近くに上り、放置による悪化リスクが浮き彫りになりました。また、日常生活でメガネやマスクが使いづらくなるという実用面での支障も多く報告されています。
【調査結果】62.0%が「傷跡」を最重視、仕事への影響も35.3%
設問:耳周りの手術を検討する際、最も気になる点は何ですか?

耳周りは髪を上げた時やアップスタイルの際に見える部位であるため、傷跡への関心が非常に高いことがわかりました。くり抜き法など低侵襲な術式の選択が重要視されています。
【調査結果】68.3%が「もっと早く受診すべきだった」と後悔
設問:耳周りのしこりを放置した経験がある方にお聞きします。今振り返ってどう思いますか?

約7割の方が早期受診の重要性を実感しています。小さいうちに摘出すれば傷跡も最小限で済むため、「気づいた時点での受診」が結果的に最も負担が少ない選択となることを示唆しています。
調査まとめ
今回の調査では、耳周りのしこりの73.7%がメガネやマスク装着時に発見されていること、そして多くの方が「痛くないから」と放置した結果、炎症や生活上の不便を経験していることが明らかになりました。特に68.3%の方が「もっと早く受診すべきだった」と後悔している点は、早期発見・早期治療の重要性を示しています。耳周りは傷跡が気になる部位であるため、小さいうちに低侵襲な術式で摘出することが、見た目・負担の両面で最善の選択といえます。
医師コメント|アイシークリニック 高桑康太医師
当院監修医師の30,000件以上の皮膚腫瘍手術実績から申し上げると、耳の後ろや耳たぶのしこりの約8割は粉瘤です。良性腫瘍ですが自然治癒することはなく、放置すると大きくなったり感染を起こすリスクがあるため、気づいた時点での受診をおすすめします。
耳周りは皮脂腺が多く、粉瘤の好発部位の一つです。初期は米粒大のしこりですが、数年かけて親指大まで成長することもあります。特に問題となるのは感染で、一度炎症を起こすと切開排膿が必要となり、根治手術は炎症が落ち着いてからとなるため、治療期間が長引きます。
耳の後ろや耳たぶの粉瘤は、くり抜き法(へそ抜き法)での摘出が適していることが多いです。2〜4mm程度の小さな穴から袋ごと摘出するため、傷跡が目立ちにくく、メガネやマスクへの影響も最小限に抑えられます。局所麻酔での日帰り手術が可能で、手術時間は10〜20分程度です。
費用面では、粉瘤手術は保険適用となります。3割負担で約5,000円〜15,000円程度が目安ですが、大きさや部位により異なりますので、診察時にご説明いたします。何科を受診すべきかとのご質問をよくいただきますが、皮膚科または形成外科で対応しています。当院では傷跡に配慮した術式を採用しており、露出部位の手術も安心してお受けいただけます。
【エビデンス】当院監修医師の30,000件以上の皮膚腫瘍手術実績に基づくと、耳周りの粉瘤は早期に摘出した場合の再発率は1〜3%程度と低く抑えられます。一方、炎症を繰り返した後の摘出では再発率がやや上昇する傾向があります。日本皮膚科学会でも、粉瘤は根治のために手術による完全摘出が推奨されています。
耳周りの粉瘤、こんな症状は早めに受診を
・メガネやマスクが当たって痛みを感じる
・しこりが赤く腫れている・熱を持っている
・以前より明らかに大きくなった
・しこりを押すと白や黄色の内容物が出る
・臭いが気になるようになった
日帰り手術の流れと術後の注意点
・手術時間:10〜20分(局所麻酔)
・当日:入浴はシャワーのみ、患部は濡らさない
・翌日以降:メガネ・マスク着用可能
・抜糸:くり抜き法は不要な場合も多い
・通院:1〜2回程度の経過観察
高桑 康太(たかくわ こうた)医師
皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
・ミラドライ認定医
臨床実績(2024年時点、累計)
・皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上
・腋臭症治療:2,000件以上
・酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
略歴
・2009年 東京大学医学部医学科 卒業
・2009年 東京逓信病院 初期研修
・2012年 東京警察病院 皮膚科
・2012年 東京大学医学部附属病院 皮膚科
・2019年 アイシークリニック 治療責任者
監修領域:皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報
よくある質問(Q&A)
Q1. 耳の後ろのしこりは何ですか?放置しても大丈夫?
A. 多くは粉瘤(アテローム)という良性腫瘍ですが、自然に消えることはないため放置はおすすめしません。
耳の後ろは皮脂腺が多く粉瘤の好発部位です。調査では放置した方の57.3%が炎症を経験しており、68.3%が「もっと早く受診すべきだった」と後悔しています。小さいうちに摘出すれば傷跡も最小限で済むため、早めの受診をおすすめします。
Q2. 耳の粉瘤は何科で取ってもらえますか?費用はいくらですか?
A. 皮膚科または形成外科で対応可能です。保険適用で3割負担の場合、約5,000円〜15,000円が目安です。
粉瘤の摘出手術は保険適用となります。費用は大きさや部位により異なりますが、耳周りの小さなものであれば5,000円〜10,000円程度で済むことが多いです。調査では費用を気にする方は18.7%と少数派で、傷跡(62.0%)や仕事への影響(35.3%)をより重視する傾向がみられました。
Q3. 耳たぶのしこりを取ると傷跡は目立ちますか?
A. くり抜き法であれば2〜4mm程度の傷跡で済み、ほとんど目立たなくなります。
調査では62.0%の方が傷跡を最も気にすると回答しました。当院監修医師は傷跡に配慮した低侵襲な術式を採用しており、耳周りの粉瘤はくり抜き法で対応できることが多いです。小さいうちに摘出すればするほど傷跡も小さく済みます。
Q4. 手術後、メガネやマスクはいつからつけられますか?
A. くり抜き法の場合、翌日から着用可能です。
調査では43.7%の方がメガネがかけづらくなった経験があり、生活への影響を気にされる方が多いことがわかりました。当院のくり抜き法では傷が小さいため、術後翌日からメガネ・マスクの着用が可能です。仕事への影響も最小限に抑えられます。
Q5. 耳の粉瘤を放置するとどうなりますか?
A. 感染して炎症を起こしたり、徐々に大きくなったりするリスクがあります。
調査では57.3%が炎症・腫れを経験しており、放置のリスクは決して低くありません。炎症を起こすと一度切開排膿を行い、炎症が落ち着いてから根治手術となるため、治療期間が長引きます。また、大きくなるほど手術の傷跡も大きくなるため、小さいうちの摘出がおすすめです。
放置のリスク
・感染による炎症・腫れ・痛み(放置者の57.3%が経験)
・膿が溜まり自壊(破裂)する可能性
・徐々に大きくなり手術時の傷跡が大きくなる
・メガネやマスクの着用困難による生活の質低下
・炎症を繰り返すことによる再発リスク上昇
こんな方はご相談ください|受診の目安
・メガネやマスクが当たって違和感・痛みを感じる
・しこりが赤く腫れている、熱を持っている
・数ヶ月で明らかに大きくなった
・しこりを押すと臭いのある内容物が出る
・見た目が気になりヘアスタイルに制限が出ている
クリニック案内
アイシークリニックの特徴
・傷跡に配慮したくり抜き法・低侵襲手術に対応
・当日受診・当日手術も可能(予約状況による)
・土日祝日も診療、仕事帰りの受診にも対応
・保険適用で費用負担を抑えた治療を提供
アイシークリニック新宿院:東京都渋谷区代々木2-5-3 One-葵ビル2階
アイシークリニック渋谷院:東京都渋谷区渋谷3-16-2 ニュー三水ビル5階
アイシークリニック上野院:東京都台東区東上野3-16-5 サンク・ユービル1F
アイシークリニック池袋院:東京都豊島区南池袋2-15-3 前田ビル9階
アイシークリニック東京院:東京都中央区日本橋3-6-2 日本橋フロント3階
アイシークリニック大宮院:埼玉県さいたま市大宮区大門町1-60 福美メディカル2階B区画
診療予約は以下より承っております。お気軽にご利用ください。
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